長時間のデスクワークやスポーツ、妊娠など様々な原因で起きる梨状筋症候群。しびれや鋭い痛みはつらいですよね…。
梨状筋症候群の症状を広島駅徒歩6分で行ける広島整体院が徹底的に解説いたします。
原因ややってはいけない治療法、病院や他の医院に行ったのに治らない…そんな方のお悩みに答えていきます。当記事でつらい痛みから開放されましょう!
とにかく痛みを取りたい、プロに治してもらいたい…という方はお任せください。
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もくじ
梨状筋症候群とは「固くなった梨状筋が神経を圧迫すること」
梨状筋症候群とは固くなった梨状筋が、神経を圧迫して症状が現れている状態です。痛みやしびれを伴う坐骨神経痛の一つです。
梨状筋はお尻の奥にある筋肉で、その下をくぐるように坐骨神経が通っています。坐骨神経は腰から太ももにかけて伸びる神経で、梨状筋によって圧迫されるとお尻や太ももの裏を中心に、痛みやしびれが現れます。
通常は柔らかい梨状筋が固くなることで、坐骨神経を圧迫するようになり「梨状筋症候群」を引き起こすのです。
梨状筋症候群の症状「お尻から足にかけて生じる鋭い痛みやしびれ」
梨状筋症候群の症状は、お尻から足にかけて生じる鋭い痛みやしびれで、坐骨神経痛と呼ばれます。症状の出方は人それぞれで、お尻や太ももに強く痛みが出る方もいれば、ふくらはぎや足先まで痛みやしびれが出てしまう方もいます。
しびれや痛みの感じ方は次のように人それぞれです。
- 電流が流れるような痛み
- ピリピリしたしびれ
- 重だるいような痛み・しびれ
- じわじわとしたしびれ
歩いていると徐々にしびれや痛みが強くなり、歩けなくなってしばらく休むと回復するというのも、坐骨神経痛の特徴的な症状です。症状が悪化すると安静時に痛みが続くこともあります。
梨状筋が固くなることで、股関節の動かしにくさや痛みを感じる方もいます。
梨状筋症候群の原因「スポーツや長距離運転で起きるオーバーユース」
梨状筋症候群の原因は、スポーツや長距離運転で起きる「オーバーユース」です。オーバーユースとは、筋肉を使いすぎている状態を指します。
次のような人が梨状筋症候群を発症しやすいです。
- 野球やゴルフなどひねる動きの多いスポーツをしている
- 長時間の中腰姿勢や座位姿勢をしている
- 妊娠によりからだのバランスが変わった
詳しく解説していきます。
1.野球やゴルフなどひねる動きの多いスポーツをしている
野球やゴルフなどの体をひねる動きが多いスポーツをしていると、梨状筋症候群になりやすいです。骨盤を回旋することで梨状筋の伸び縮みが多くなり、疲労で固くなってしまうためです。
梨状筋が固くなると坐骨神経を圧迫します。さらにスポーツで体をひねると、固くなった梨状筋が坐骨神経をこすり、ダメージを与えてしまいます。
また、ランニングのように股関節の曲げ伸ばしが多いスポーツでも、梨状筋の疲労が起こりやすいでしょう。
次のようなスポーツをしている方は、注意が必要です。
- 野球
- ゴルフ
- サッカー
- ランニング
- サイクリング
筋肉を使いすぎて疲労させないことが大切です。
2.長時間の中腰姿勢や座位姿勢をしている
梨状筋はお尻の筋肉なので、中腰や座位の姿勢が続くと疲労が溜まります。草むしりなどの肉体労働や、長時間のデスクワークをしている方は要注意です。
中腰姿勢をとる肉体労働では、梨状筋が伸びた状態が続きます。筋肉が過度に伸ばされ、負担がかかるのが梨状筋が固くなる原因です。
また、デスクワークでお尻が長時間圧迫されると組織がくっつき、筋肉が固くなります。とくに仙骨座りと呼ばれる崩れた姿勢では、梨状筋が固くなりやすいです。
仕事で中腰・座位の姿勢が続く方は意識的に休憩をとり、筋肉が疲れないようストレッチなどをするといいです。
3.妊娠により体のバランスが変わった
妊娠によりからだのバランスが変わり、梨状筋が緊張することがあります。梨状筋は骨盤とつながっているため、妊娠によって骨盤が緩み開くと、強く圧迫されるのです。
また、お腹が大きくなって重心が前に行くと、バランスを取るために上半身を後ろに反るようになります。反り腰になると梨状筋に負担がかかることが、筋肉が固くなる原因です。
妊婦さんに生じる坐骨神経痛はこちらの記事でも解説しています。
梨状筋症候群の治療方法
梨状筋症候群の治療方法は、主に次の4つです。
- ストレッチ
- 保存療法「服薬」
- 保存療法「坐骨神経梨状筋ブロック注射」
- 手術療法「梨状筋の切離術」
梨状筋症候群でお尻や痛みがつらく、改善したいと思っている方は参考にしてください。
1.ストレッチ
梨状筋症候群の改善には、お尻の筋肉を伸ばすストレッチが有効です。なぜならお尻の筋肉である梨状筋の固さが、原因の一つであるためです。
勢いをつけて伸ばすと、痛めたり筋肉の緊張につながったりする場合もあるため、ゆっくりと伸ばしていきましょう。
のちほど自宅で簡単にできるストレッチ方法を紹介します。
2.保存療法「服薬」
梨状筋症候群では神経の痛みを抑えるために「神経障害性疼痛治療薬」を服用します。痛みを伝える、神経に働きかける痛み止めです。
市販されている痛み止めは炎症を抑えて痛みを減らしますが、梨状筋症候群のような神経性の痛みには効かないこともあります。
神経障害性疼痛治療薬は神経に作用する薬なので、市販の痛み止めを飲んでも効かなかった痛みにも効果を期待できます。
3.保存療法「坐骨神経ブロック注射」
痛みを起こしている坐骨神経の周囲に麻酔薬を注射し、神経の働きを抑えて痛みを減らす方法です。梨状筋症候群の痛みに対して効果が高いです。
ただし痛みをなくすだけの対症療法なので、根本の原因を解決しないと再発します。梨状筋に負担がかかった状態をつづけると、何度もブロック注射をすることになる可能性もあります。
4.手術療法「梨状筋の切離術」
保存療法で効果を得られなかった場合は、梨状筋の切離術を行う場合もあります。坐骨神経を圧迫している梨状筋を切り取って、圧迫を取る手術です。
坐骨神経の圧迫が解放されると、痛みやしびれが解消します。ただし、すでに坐骨神経が傷ついていた場合は、手術をしても治らない可能性があることを覚えておきましょう。
梨状筋症候群の完治までの期間
梨状筋症候群の治療は長期にわたる可能性が高いです。ストレッチなどの保存療法では、すぐに筋肉が柔らかくなるわけではないため、数か月かかることもあります。
保存療法をしていても、梨状筋に負担がかかる日常動作を続けていると効果は薄いでしょう。
手術の場合は1〜2週間で退院できますが、その後のリハビリで少なくとも3ヶ月はかかります。回復が遅い場合は半年ほどかかるケースも。
どの治療を行っても、原因を見つけて対処しなければ元の状態に戻ってしまうため、根本の原因を取り除くことが大切です。
寝ながらできる!梨状筋症候群のストレッチ
梨状筋を柔らかくするために効果的なストレッチを2つ紹介します。寝たままで簡単にできるため、ぜひ試してみましょう。
なお紹介するストレッチは、座りながらでもできます。
仰向けで行う梨状筋ストレッチ
画像引用:脳活新聞
仰向けで行う梨状筋ストレッチを紹介します。
- 仰向けになり右膝を立てる
- 右足を左足の外側にクロスする
- そのまま両足をお腹に近づけて、左膝を両手で抱え込む
- その状態でしばらくキープする
- 同様に反対側も行う
座りながらでも同じ動きでストレッチができるため、休憩時間などに行うのもおすすめです。
うつ伏で行う梨状筋ストレッチ
画像引用:脳活新聞
- うつ伏せになり、右膝を90度に曲げる
- 右足を外向きに倒す
- その状態でしばらくキープする
- 同様に反対側も行う
座りながらでも同じ動きでストレッチができるため、仕事の合間などにも取り入れてみましょう。
梨状筋症候群の予防法
梨状筋症候群の予防方法は、次のとおりです。
- 運動を行う
- 長時間同じ姿勢を続けない
運動不足だと、筋肉は凝り固まります。ウォーキングやラジオ体操など軽いものでよいため、体を動かすようにしましょう。
また長時間同じ姿勢を続けると、梨状筋に負担がかかります。デスクワークの方はこまめに立ち上がるよう意識することが大切です。
上記の2つに加え、先ほど紹介したストレッチを行うと効果的です。
梨状筋症候群でやってはいけないこと
梨状症候群を悪化させることになるため、次の2つは控えましょう。
- 強いマッサージ
- 長時間の入浴
詳しく解説します。
強いマッサージ
筋肉をほぐそうとして強いマッサージを行うのは逆効果です。
強いマッサージを行うと、筋繊維が傷つきます。傷ついた筋繊維を修復する際、繊維同士の結びつきが強くなり筋肉が固くなります。
次のようなマッサージを行っている方は要注意です。
- ゴルフボールなどの硬いものでお尻をマッサージする
- お尻の筋肉を叩いてほぐそうとする
強いマッサージを行うと梨状筋の損傷と修復が繰り返されるため、徐々に固くなって坐骨神経を圧迫するようになります。梨状筋症候群が悪化するため、自己流のマッサージはやめましょう。
長時間の入浴
安静時でも痛みが出ている場合は長時間の入浴は控えましょう。梨状筋の周囲に炎症が起こっている状態なので、入浴をして温まると、炎症が強まって痛みが増します。
また湯冷めをして体が冷えると、痛みやしびれを感じやすくなる原因となるため注意が必要です。
病院や他の医院でよくならない理由
他の病院でよくならないのは、筋肉をほぐす施術しか行っていないことが原因です。
梨状筋が固くなる原因は股関節の可動域が狭まることです。梨状筋症候群を治すには、筋肉をほぐすだけでなく、関節の可動域などの根本原因を解決する必要があります。
股関節の可動域が狭まる原因は人それぞれ。歩き方のクセや生活習慣から原因を見つけていかなければなりません。
広島整体院での梨状筋症候群の改善法
広島整体院では、以下の方法で梨状筋症候群の改善に取り組みます。
- 梨状筋を負担なく緩め、今ある症状を緩和する
- 梨状筋に負担がかかる要因である、足・膝の関節の緊張を緩める
- 足・膝の関節の緊張が起こる原因をカウンセリングで見つける
今ある辛い痛みを取り除くだけでなく、再発しないように根本の原因を見つけて解決します。「他の病院に行っても治らなかった」という方はぜひ広島整体院にお越しください。
あなたにはあなたにあった解決策が必ずあります。 当院はそこを見極める事に特化しております。 もし、梨状筋症候群でお悩みであれば当院に一度ご相談ください。 あなたの身体が良くなり、毎日がより良いものになるように尽力させていただきます。
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梨状筋症候群に関するよくある質問
梨状筋症候群に関するよくある質問をまとめました。
Q.梨状筋症候群はストレッチで悪化することはありますか?
過度なストレッチは梨状筋症候群を悪化させる可能性があります。筋肉が縮まる反射が起こり、緊張を強めてしまうためです。
これを伸張反射といい、筋肉が急に伸ばされたときに筋肉が縮まる現象です。梨状筋がさらに緊張して坐骨神経を圧迫すると、症状が悪化します。
Q.梨状筋症候群が楽になる座り方や寝方はありますか?
梨状筋症候群がつらい時は、腰が反らないようにすることが大切です。
椅子に座る時はお尻を半分乗せるイメージで座りましょう。体が軽く前傾して、自然と姿勢が良くなります。
姿勢が良くなると梨状筋のみに負担がかかることがなくなるため、痛みが楽になるでしょう。
また、寝る時は横向きが腰に負担がかかりにくいため、おすすめです。どうしても仰向けで眠りたい場合は膝を立てるか、膝の下にクッションを入れると楽になります。
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